新NISAの仕組みを5分で理解する
新NISAは、投資で得た利益に税金がかからない国の制度です。通常の投資では、100万円が120万円になると利益20万円のうち約20%(約4万円)が税金として差し引かれます。新NISAならその20万円が全額自分のものになります。
2024年からの新制度のポイントは、次の4つだけです。
- つみたて投資枠:年120万円(積立専用)
- 成長投資枠:年240万円(一括でも積立でもOK)
- 合計で年360万円、生涯1,800万円まで
- 期限なし、売却した分の枠は翌年復活
定期預金が年0.2%ほどの時代に、投資で増えた利益が非課税になる——使わない理由がない制度です。
口座開設は意外とカンタン(所要時間15分)
「手続きが面倒」と思われがちですが、スマホで15分あれば申込は完了します。
ステップ1:証券会社を選ぶ
主要なネット証券ならどこでも問題ありません。手数料はほぼ横並びで、商品数・ポイント・取扱いの強みなど、自分が使いやすいところを選べば十分です。
ステップ2:必要なものを準備
- マイナンバーカード(または通知カード+本人確認書類)
- スマホかパソコン
- 銀行口座の情報
ステップ3:申込フォームに入力
- メールアドレス登録
- 基本情報の入力(名前・住所・生年月日)
- 本人確認書類をスマホで撮影
- 審査待ち(1〜2営業日)
- 口座開設完了
よくある質問:「特定口座の源泉徴収あり・なし」どっち?
「源泉徴収あり」を選べば、原則として確定申告が不要で手間がかかりません。
商品選びは「全世界株式」一本でOK
投資信託は6,000本以上ありますが、初心者の方は全世界株式型のインデックスファンドを選んでおくと、シンプルに運用できます。理由は次の通りです。
- 世界約50カ国・数千社に自動で分散される
- 構成銘柄の入れ替えもファンド側でおこなわれる
- 手数料が低い(年0.1%前後)
探し方も簡単です。証券会社にログインし、「投資信託」→「ランキング」を開き、「NISA積立設定件数」で並び替えると、上位に全世界株式型が並びます。多くの人が選んでいるものには、それなりの理由があります。
本記事はファンドの「種類(指数連動のインデックス型)」の一般的な説明であり、特定の銘柄・商品を推奨するものではありません。最終的な選択はご自身の判断でお願いします。
購入方法と積立設定
まとまったお金があるなら成長投資枠で一括購入もできますし、毎月コツコツ派ならつみたて投資枠で自動積立が向いています。積立設定の手順はこうです。
- 選んだ商品の「積立設定」ボタンを押す
- 毎月の金額を入力(100円〜OK)
- 引き落とし方法を選ぶ(証券口座 or クレジットカード)
- 「設定する」で完了
クレカ積立のメリット
カードのポイントが貯まる場合があります(おおむね0.5〜1%還元)。毎月5万円の積立なら年間で数千ポイント分になることもあり、地味に効いてきます。
運用開始後にやること(ほぼ何もしない)
最初の3ヶ月は評価額を毎日チェックしたくなりますが、月1回見れば十分です。上がった下がったで一喜一憂しても意味はありません。1年に1回だけ、資産配分の確認、積立額の見直し、年間投資枠の確認をすれば大丈夫です。
やってはいけないこと
- 相場が下がったときに慌てて売る(よくある失敗)
- 少し増えたからとすぐ売る(複利効果が活かせない)
- 情報を集めすぎて迷走する(シンプルが一番)
資産がある程度大きくなったら、株式100%は少しリスクが高いと感じるかもしれません。債券や金などを2〜3割混ぜると安定性が増しますが、これも年1回考えれば十分です。
生活に必要なお金は、最低でも1年分ほど現金で確保しておきましょう。毎月30万円使う方なら360万円が目安です。これがあると、相場が下がっても慌てずに保有を続けられます。
まとめ
新NISA開始の3ステップ
- 口座開設
スマホで約15分。源泉徴収ありを選ぶと手間が少ない。 - 商品を選ぶ
迷ったら全世界株式インデックス。ランキング上位が目安。 - 積立設定する
金額を入力して設定するだけ。あとは基本ほったらかしでOK。
新NISAの始め方は、実はとてもシンプルです。あとは毎月自動で買い付けされ、長期で見れば資産が育っていきます。未来のことは誰にも分かりませんが、できる準備を整えておくことが大切です。それではまた。
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