こんにちは、りょうです。
65歳を過ぎて、ようやく肩の荷が下りた…なんて、のんきなこと思ってませんか?
「あとは年金でのんびり…」だとしたら、残念ながら、あなたは平和な日本で静かに茹で上がっていくカエルです。
今の日本で65歳からの世代が直面している現実は、サバンナのど真ん中に丸腰で放り出されるようなもの。気づかないうちに、あなたの虎の子の退職金を、虎視眈眈と狙うハイエナが2匹もいるんです。
1匹目:インフレ
あなたの預金を、気づかれないように毎日少しずつ盗んでいく、実にたちの悪い泥棒です。
2匹目:長寿化
お金が尽きれば、長生きはリスク以外の何物でもありません。人生100年時代、それはお金が尽きないという前提があってこその話です。
この記事では、その2匹のハイエナから、あなたの資産をどう守り、そしてどうやって反撃し、攻めに転じるか、超具体的な話をします。
まず、なぜ僕が「あなたの船は沈んでいる」なんて、縁起でもないことを言うのか。それは、僕たちが信じてきた「常識」が、もはや全く通用しない時代に突入してしまったからです。
昔の常識はこうでした。「真面目に働いて、コツコツ貯金すれば、老後は安泰だ」
僕たちの親世代は、それでよかった。銀行に預けておけば、年利5%なんていう、今では考えられない利息がついた時代もあったんですから。
しかし、今はどうでしょう。普通預金の金利は、0.001%。100万円を1年間預けて、つく利息はたったの10円。もはや、ATMの時間外手数料で一発で吹き飛ぶレベルです。
この、ほぼゼロ金利の状態が、1匹目のハイエナ、「インフレ」にとって、最高の餌場になっているんです。
去年100円で買えたジュースが、今年は110円になっている。これは、あなたの100円玉の価値が目減りした、ということです。
2000万円の預金は、年間10%のインフレが続けば、1年後、実質的に1800万円の価値しかなくなっている。
あなたが寝ている間にも、インフレは、あなたの預金を静かに蝕む、見えざるシロアリみたいなもんです。
人生100年時代。聞こえはいいですよね。めでたい話です。でも、それは「金が尽きない」という前提があってこそ。
昔は、60歳の定年がゴールテープでした。そこから10年、15年の余生を、退職金と年金で穏やかに暮らす。
しかし、今の僕たちはどうでしょう。65歳でようやくゴールテープを切ったと思ったら、そこからさらに20年、30年、下手したら40年と続く、果てしないサバイバルランが待っているんです。
シロアリに食われて穴だらけの船で、昔の倍の距離を航海しろ、と言われているようなもんですよ。どう考えても、途中で沈むに決まってるじゃないですか。
じゃあ、どうするんだ?指をくわえて、沈んでいくのを待つのか?
冗談じゃない。まずは、この沈みかけのボロ船を、徹底的に補強するんです。
ボロボロの船に、いきなり強力なエンジン(投資)を積んだらどうなるでしょう?おそらく、船はスピードに耐えきれず、ちょっとした波で荷崩れを起こし、最悪の場合、転覆してしまいますよね。
だからこそ、エンジンを考える前に、まずやるべきことがあります。それは、船の「荷物」を徹底的に整理すること。
これが、「資産の3つの袋分け」という、鉄壁の守りを固めるための具体的な方法です。
文字通り、日々の生活費など、すぐに使うための資金ですね。食費や光熱費、家賃や税金など、あなたの生活の根幹を支えるためのお金です。
このお金は、投資の世界から見れば、いわば船の「燃料」であり、乗組員の「食料」です。これに手をつけてしまったら、船は港から出ることすらできません。
この「使う袋」のお金は、いつでも自由に引き出せるように、普通預金など流動性の高い口座に入れておきましょう。
将来の備えや、生活防衛のための資金。そして、数年以内に使う予定のあるお金がここに入ります。
この袋のお金は、船で言えば「救命ボート」や「次の寄港地で使うことが決まっている荷物」にあたります。
この「ためる袋」のお金は、使う時期が決まっているので、リスクは取れません。
ただ単に銀行に預けるだけでなく、インフレに負けないよう、安定したインカムを生む外貨建ての長期債券などで守りを固めるのも一つの選択肢です。
あなたの全資産から、この「使う袋」と「ためる袋」のお金を差し引いて、それでもなお残るお金。これが、「増やす袋」です。
長期的な資産形成や投資のために回す、当面使う予定のない資金ですね。船で言えば、長期の航海の末に、目的地で新たな価値を生み出すための「積み荷」の部分です。
僕たちが投資というエンジンを使って、インフレや長寿化という潮流から守り、育てていくことができるのは、この「増やす袋」に入ったお金、ただそれだけなんです。
投資を始めると、必ず、市場が暴落する「嵐」に見舞われます。その時、もしあなたが生活費や近い将来のリフォーム資金まで投資に回していたら?
「来月の生活費が半分になってしまった…」という恐怖とパニックに襲われ、あなたはきっと、最もやってはいけない、「底値で売る」という最悪の選択をしてしまうはずです。
しかし、この3つの袋分けを徹底していれば、嵐が来ても、あなたはこう思えるはずです。「嵐で積み荷は揺れているが、船の燃料も、救命ボートも、全く問題ない。船が沈む心配はないんだから、嵐が過ぎ去るのを堂々と待っていればいい」と。
さて、資産を3つの袋に分けました。この仕分けが、あなたの資産を守る生命線です。
「使う袋」で日々の生活は安泰。「ためる袋」では、近い将来の備えもバッチリ。鉄壁の守りは、これで完成しました。
じゃあ、残った「増やす袋」のお金、どうしますか?
「毎月コツコツ、積立投資…?」……あのね、それは時間も金もない若者の戦い方です。
僕たちには、すでに鉄壁の守りがある。だったら、攻めはフルスイング一択でしょう。ちまちま送りバントなんてしてる場合じゃないんです。
新NISAの非課税枠、年間360万円、生涯で1800万円。
これを、可能な限り最速で埋める。
以上です。
なぜ怖いんですか?暴落が怖い?だからこその袋分けでしょう。
たとえ明日、リーマンショック級の暴落が来て、この「増やす袋」の資産が半分になったとしても、「使う袋」と「ためる袋」は無傷なんです。
日々の生活は何も変わらないし、近い将来使うお金も守られている。何も怖くないじゃないですか。
投資の世界では、市場にいる時間の長さこそが正義なんです。
来年入れる360万円より、今年入れた360万円の方が、1年長く複利の魔法を受けられる。ぐずぐずしている間の機会損失こそが、最大のリスクなんです。
買うものは同じです。最強のニワトリ、「オルカン(全世界株式)」でいい。
でも買い方を変えるんです。毎月チマチマじゃない。「枠が空いたら、即、入れる」。
これが、守りを固めた僕たち世代の、最強にして最速の投資法です。
あなたの虎の子の資産を狙う、2匹のハイエナ。「インフレ」と「長寿化」。この2匹から逃げることは、誰にもできません。
銀行に預金を眠らせておくことは、ハイエナの目の前に、ごちそうを差し出すようなものです。何もしないことが、最大のリスク。まず、この事実を、心の底から受け入れてください。
資産の3つの袋分け
僕たちには、現金と債券という、最強のエアバッグが装備されている。
だから、新NISAの非課税枠1800万円は、可能な限り最速で埋める。
買うのは、世界経済の成長にまるごと乗っかる「オルカン(全世界株式)」。
ちまちま積立じゃない。フルスイングで、一気にぶち込む。市場にいる時間を1秒でも長く確保し、複利の力を最大化する。
65歳からなんて、もう遅い?冗談じゃない。
むしろ、65歳からが、本当の意味でのスタートです。なぜなら、僕たちには若者にはない「経験」と、そして何より、守りを固めるための「資産」があるからです。
投資は、単にお金を増やすためのギャンブルじゃありません。あなたの人生の選択肢を、爆発的に増やすための「道具」です。
今日、僕が話したことは、少し過激に聞こえたかもしれません。でも、これが、僕が市場と格闘してきてたどり着いた、偽らざる結論です。