e-Taxで調べられるのは、二つの条件を満たす方
画面に出ないことだけで口座なしとは判断しません。表示と資料が合わない場合も照会します。
金融庁は、NISAの開設先を忘れた場合、税務署への相談のほか、一定の条件でe-Taxのマイページを使えると案内しています。条件は、利用者識別番号を持つことと、確認するまでにマイナンバーを記載した申告書等を税務署へ提出したことです。[1]
マイナンバーカードを持っているだけで、必ず開設状況まで確認できるとは限りません。自分が二つの条件を満たすかを先に確かめると、画面を探し続ける遠回りを減らせます。
条件を満たさない、利用できるか分からない場合にも、税務署へ書面で確認を依頼する方法があります。オンラインで見えないことを、NISA口座が存在しない証拠にはしないでください。[4]
鍵の置き場所が分かることと、中身が分かることは別
家の鍵を探すとき、収納の場所を示すメモが見つかれば、次に探す先を絞れます。e-Taxの開設状況は、この「探す先のメモ」に似ています。金融機関の手がかりを得たら、そこで取引状況を確認する、という役割の分担です。
ただし、鍵の例えだけで制度の条件までは説明できません。e-Taxで所在を確認したことが、そのまま売買や金融機関変更の完了になるわけではありません。残高や商品は金融機関で別に確かめます。
マイページのNISAから、表示と確認日をメモする
確認用メモ
実際のe-Tax画面や公式書式ではない模式図。口座残高や金融機関変更の完了を示すものではありません。
操作の入口はe-Tax公式サイト上部のログインです。案内されている方法でログインした後、マイページを開き、「各税目に関する情報」の「NISA」を選びます。個人向けのマイページを使い、金融機関向けのNISAコーナーとは区別してください。[2]
具体的な確認例として、紙に確認メモを作ります。「営業所名称」「開設状況」「変更/廃止年月日」の表示を写し、この三つの表示に加え、画面の更新日と自分が確認した日も残します。変更や廃止の表示がある場合は、その日付を抜かさず読んでください。[3]
メモが揃ったら、表示された金融機関へ確認します。表示が空欄や不明なら、推測の金融機関名を記入しないようにしましょう。
表示は即時更新ではないため、直近の手続きと照合する
国税庁のNISA向け注意事項では、e-Taxに登録された情報は約1週間の間隔で更新されます。昨日申し込んだことや変更したことが、今日の画面へすべて反映されているとは考えないでください。[3]
また、口座の移管や金融機関の事業譲渡等があった場合、変更前の金融機関の営業所が表示されることがあります。見覚えがない名称でも、直ちに誤登録と決めつけず、手元の通知や直近の手続きと対応させます。[3]
表示と資料が合わない場合は、金融機関名・更新日・手続き日をそろえて照会します。情報が合うまで新しい開設先を推測して申込みを重ねるより、どの段階の情報かを確認するほうが整理しやすくなります。
画面で分からなければ、正式な確認依頼書を使う
国税庁には「非課税(未成年者)口座の開設先金融商品取引業者等に関する確認依頼書」という手続きがあります。名称に未成年者とありますが、概要はNISAの開設の有無や開設先営業所を確認するものです。提出先は確認対象者の住所地などの所轄税務署です。[4]
確認依頼書は、添付書類とともに持参または送付します。郵送では本人確認書類の写しに加え、提出日前30日以内に作成された住民票の写しが必要で、その複写物は使えません。旧住所・旧姓の確認書類を求められる場合もあるため、最新の案内を読み、準備が不明なら税務署へ確認してください。[4]
今日の一歩は、e-Taxの二つの利用条件を手元の記録で確認し、使えるならマイページ、難しければ税務署の確認依頼書という道を一つ選ぶことです。開設先が判明してから、現在の利用状況と次の手続きをその金融機関へ確認しましょう。
よくある質問
開設先が分かったら、その場で別の金融機関へ変更できますか?
所在確認と金融機関変更は別の手続きです。今の開設先が判明した後に、今年の買付状況や変更する年を確かめ、金融機関の公式案内に沿って進めてください。変更の確認は関連記事で扱っています。
