受取と再投資は、収穫した実をどう使うかの選択
分配の有無や額はファンドによります。NISAの再投資先は別に確認します。
果樹の実を収穫したとき、その実を暮らしに使うのが「受取」、売ったお金で苗を買い足すのが「再投資」に近いイメージです。対応するのは分配金の行き先であって、木が必ず育つという約束ではありません。投資信託の分配金は毎回出るとは限らず、再投資した資金にも価格変動があります。また、分配金には元本払戻金(特別分配金)もあり、すべてが運用で得た利益とは限りません。[3]
SBI証券の投信の受取先は証券総合口座、再投資は税引後の分配金を使う追加購入です。NISA預りの分配金は非課税ですが、再投資先が必ずNISAになると決めつけないでください。後でその設定も分けて確認します。[1][3]
投信の分配金と、株式の配当金の受取方式は別の話です。また、分配金を受け取る設定と銀行への自動振込も別サービス。今回の「受取」はまず証券口座への入金として読んでください。[1]
保有ファンドから1本だけ変更し、完了まで見る
以下はSBI証券のスマートフォン用「投資信託 取引」サイトの公式操作ガイドに沿った例です。「保有ファンド」で「分配金受取変更」を開き、「分配金受取方法 変更入力」の画面で対象のファンドを確かめます。通常の株式画面や別アプリに同じ入口があるとは限りません。[1]
架空のAファンドだけを「再投資」から「受取」に変えたいと仮定します。銘柄ごとに選択できるので、Aファンドの受取方法を選び、他の保有ファンドまで変更していないか確認します。公式ガイドでは一括変更も可能とされていますが、今日の目的が1本なら一括操作を使う必要はありません。[1]
内容を確かめてから取引パスワードを入力し、「変更申込」で進みます。変更完了画面が表示されたことを確認し、保有ファンドから対象銘柄の受取方法をもう一度見て、Aファンドが受取、他の銘柄が予定どおりであることまで照合します。[1]
入力しただけ、画面を閉じただけでは完了したか分かりません。完了画面が出ない、設定を読み戻せないときは再操作を重ねず、公式ガイドとSBI証券の窓口で確認します。
変更できる購入方法と、決算日の締切を確認
金額買付や積立買付で購入した投資信託は受取・再投資の変更対象ですが、口数買付は受取になり、再投資へは変更できません。対象外のファンドもあるため、ボタンがないときは故障と決めつけず、買付方法と対象銘柄を確認してください。[2]
変更の締切は毎営業日19時。19時以降の申込みは翌営業日分として受け付けられます。決算日当日の19時までに選択すればその決算から適用されるとFAQにありますが、直前まで待たず余裕をもって確認しましょう。決算日が休業日なら翌営業日になります。[2]
架空の確認メモなら「Aファンド/受取へ変更/変更完了を確認/次の決算日は公式情報で照合」と書きます。時刻だけをメモするより、どの決算から適用されるのかを残すほうが、後の分配金との照合に役立ちます。
NISAは再投資先も別に読み、今日の確認を終える
受取方法を「再投資」にしたNISA預りの投信では、NISA口座を優先するか課税口座で再投資するかの設定を確認します。公式案内の入口は「投資信託取引サイト」→「サービス設定」→「NISA分配金再投資設定」の「設定・変更」です。単に受取・再投資を切り替える画面と同じ設定ではありません。[3]
NISAで再投資するとその額は年間投資枠を使います。再投資額が年間枠を超えると原則は特定・一般預りでの再投資になりますが、つみたて投資枠専用銘柄では枠を超えると受取になります。自分の銘柄の取扱いを公式の注意事項で照合してください。[3]
今日の作業は、保有する1本の買付方法・受取方法・次の決算日をメモし、NISAで再投資しているなら再投資先と残り枠も並べることです。変更した場合は完了画面と設定の読み戻しまで記録します。
生活費に回す必要があるか、今後も運用に置けるかを考えて設定を選びましょう。設定は資金の行き先を整える作業で、分配金の増加や利益を保証するものではありません。
よくある質問
いったん全部売って買い直すと、受取方法も初期設定に戻りますか?
積立・金額買付で受取を選んだ後に全売却し、積立設定で買い直した場合は受取設定が引き継がれると公式FAQにあります。再購入時も保有ファンドの設定を確かめてください。[2]
