注文受付と購入価格の確定は別の出来事
約定日や休場日は商品ごとに異なります。
投資信託の取引は約定日の基準価額で成立します。注文した当日に約定する商品も、翌営業日以降に約定する商品もあるため、SBI証券は各商品の概要にある約定日の項目を確認するよう案内しています。注文画面の直近の基準価額を、その注文の確定価格として使わないでください。[1]
船の予約受付と実際の出航を分けると、順序をつかみやすくなります。予約が受け付けられても船がもう出航したわけではないように、投信の注文受付と約定は別の段階です。予約受付が注文受付、出航が取引成立に対応する、時間の区別の例えです。
ただし船の運賃と投信の価格は同じ仕組みではありません。投信は市場や為替の動きを反映して基準価額が算出されます。この例えは段階を区別するためのもので、購入価格が固定されたり、希望した値段で成立したりする意味ではありません。[2]
12万円の金額買付で、買える口数はどう変わる?
仮定として、1万口あたりの表示価額が1万円の投信を、12万円の金額指定で買うとします。買付手数料等をゼロとし、約定日の基準価額が1万2千円だった場合、口数は12万円÷1万2千円×1万口=10万口です。表示価額の1万円で計算した12万口とは2万口違います。
この例では支払う買付金額を増やしたのではなく、同じ12万円で取得する口数が変わっています。反対に約定日の基準価額が低ければ、同じ金額で取得する口数は多くなります。価格差だけを操作ミスや追加請求と決めつけず、金額指定か口数指定かも確かめましょう。基準価額は一般に1万口あたりで表示されます。[3]
これは仕組みの仮定例です。実際は商品ごとの単位や端数処理等があるので、この式だけで画面の口数を断定しません。口数買付では価格が変わると必要金額も変わり、SBI証券の操作ガイドは概算受渡金額以上の買付余力を求めています。[4]
商品概要の「約定日」と、基準価額の日付を先に読む
購入候補の商品概要で、基準価額の表示日、約定日、当社締切時間、休場日を並べて確認します。締切を過ぎた注文や非営業日の注文は、次の営業日の扱いになる点にも注意が必要です。いつ押したかだけで適用価格の日を決めないでください。[2][3]
国内資産に投資する商品と海外資産に投資する商品では、市場の終値や円換算を取り込む時点が違います。海外商品なら一律に同じ日数と決めず、商品概要と目論見書を読むことが先です。休場日もあるため、一般的な説明を自分の商品の確定日へ置き換えません。[2]
約定後は金額・価額・口数の三つを照合する
SBI証券の購入操作ガイドには、注文確認と約定確認の手順が案内されています。購入後の記録では、銘柄と預り区分が意図したものかを見たうえで、約定日・約定単価・約定数量を注文内容と照合します。注文受付の表示だけで確認を終えないでください。[4]
今日の確認は、買付金額、注文時に見た基準価額の日付、商品の約定日をメモすることです。約定後に単価と口数を読み、金額指定の注文に対応しているかを確認しましょう。説明がつかなければ銘柄名と注文日、注文方法を用意し、SBI証券へ問い合わせてください。
よくある質問
同じ基準価額なら、どの投信でも買える口数は同じですか?
同じ金額、同じ口数あたりの価額、同じ手数料等という条件をそろえた仮定では計算を比較できます。基準価額の高低だけで商品の割安さや将来の運用成績を判断することはできません。
