買ったときの1株単位と、今売れる単位を分ける
SBI証券は、単元未満株を買い増して同一銘柄の合計が単元株数以上になった場合、単元株数の部分は通常の単元株として取引すると案内しています。買った入口がS株でも、全数量をいつまでもS株で売れるわけではありません。[1]
食器をばらで買い足し、10個で一組の収納トレーが一つ埋まった場面を想像してください。12個なら、一組10個と外に残る2個に分けられます。株も、今ある数量を単元のまとまりと端数へ分けて読むイメージです。
ただし食器の例えは数量の区切りだけを説明します。株式の単元数は銘柄で確認する必要があり、価格、売れる時刻、手数料まで食器と同じにはなりません。特定預りとNISA預りなど、異なる預りの株数も一緒に足さず確認します。[2]
同じ預りで120株なら、100株と20株をメモ
約定ベース・他の売却注文なしの仮定。預り区分が異なる株を合算しません。
仮に、1単元100株の同一銘柄を、同じ特定預りで約定ベース120株保有し、未約定の売却注文がないとします。全部を売る予定なら、数量メモは120株=単元株100株+単元未満株20株です。価格や税額を計算する例ではありません。
公式ヘルプも120株の例で、100株を単元株、20株をS株で売ることはできる一方、S株で21株以上は売却できないと説明しています。120株のうち30株だけ売りたい場合にも、S株で30株という入力ができるとは考えず、取扱いを確認します。[2]
全部ではなく110株を売るという架空の数量計画なら、100株と10株を分けて考え、両方が予定どおり約定した後の残りは120株−110株=10株です。別々の注文は成立時刻や価格がそろう保証がなく、同時に全部売れた前提で資金を使わないようにしましょう。
注文前は、保有数量・預り・発注済み数量を照合
まず保有銘柄の単元株数と預り区分を確認し、売りたい数量を紙へ書きます。PCのS株入力は「取引」から「国内株式」「単元未満株」へ進む案内があり、現物売、銘柄コード、株数、預り区分を照合します。実際に注文する場合は確認画面で予定と一致するか読み返してください。[2]
S株は成行表示でもリアルタイム約定ではなく、指値を選べません。通常の単元株とS株で同じ価格が付くと決めつけないことが大切です。今回の目的は数量区分の確認なので、受付時刻と約定条件は利用日の公式ルールを別に確認します。[1][2]
発注済みの注文があるときは、追加入力より先に注文一覧の注文番号、発注状況、注文株数、未約定株数を確認します。一覧に見当たらないだけで取消済みとは扱いません。画面の更新や履歴範囲が分からなければ、銘柄・注文番号・確認時刻を用意して問い合わせましょう。[3]
最後は、二つの約定結果と残る株数を確かめる
120株を全部売る計画でも、100株側だけが成立した段階なら、20株側も売れたと判断できません。各注文の結果を照合し、実際の約定数量の合計と保有残高を確認します。未約定や失効があれば、予定した売却と実際の結果を分けて記録します。
S株の数量訂正はできず、取消は注文受付時間内に限ると案内されています。数量を間違えた場合は、取消の結果を確かめてから対応します。すでに約定した取引を、注文の取消でなかったことにはできません。[1][3]
今日できる準備は、銘柄・預り区分・単元株数・保有数量・売却予定数量を一行に並べ、単元株分と端数分の合計が予定数量に一致するか確かめることです。実際に売却した場合の確認は、各注文の約定数量と残高まで一致したところで完了としてください。
よくある質問
特定預り60株とNISA預り60株なら120株として扱いますか?
同一銘柄でも預り区分ごとに分けて注文するという公式案内があります。二つの預りを足して通常注文100株を作る前提にはせず、それぞれの保有と売却可能数量を確認します。[2]
