まず現在の区分を、口座情報の画面で読む
SBI証券のWEBサイトへログインし、My設定から「お取引関連・口座情報」を開き、「特定口座」の欄を確認します。開設状況と源泉徴収あり・なしを、思い込みではなく表示で読んでください。公式の変更案内ではMy設定内の「お客さま情報 設定・変更」を経由する導線も示されています。[1][2]
たとえば、ずっとNISAで買っていた人でも、別に持つ特定口座の源泉徴収区分は確認が必要です。NISAの非課税と、特定口座の税金を証券会社が徴収するかどうかは、異なる設定なんですね。
メモには確認日、現在の区分、希望する区分を書きます。本人確認情報やパスワードを書き写す必要はありません。表示が一般口座など想定外なら、変更手続きへ進む前にSBI証券へ確認しましょう。
「買っただけ」と「売却・償還があった」を区別する
全条件を網羅した自動判定ではありません。配当等は入金前の処理も関係します。
当年に特定預りの株式、投資信託、公社債などの譲渡があれば、その年の源泉徴収区分は変更できません。株式売却だけでなく、投資信託の解約・償還、債券の償還や対象の信用取引なども含まれます。利益が出たかどうかで区別する規則ではありません。[1][2]
架空の比較例です。Aさんは成人の口座で特定預りの株式を買い、その後の売却・償還も配当等の受入れもありません。Bさんは同じ年に特定預りの株式を損失で売却しました。Aさんは変更を検討できる場合がありますが、Bさんは損失でも当年の変更はできません。Aさんについても他の商品や処理中取引を確認する必要があります。
年末までなら自由に変更できる、とは考えないでください。変更完了前に対象の売却や決済が約定すると、変更できなくなることがあります。設定を変えるための売買を勧めるものではなく、手続きの順序を確認する話です。[2]
源泉徴収ありからなしへは、配当等の受入れも確認
特定口座へ配当等を受け入れる設定で、当年に利子・配当所得等が入金されると、源泉徴収ありからなしへ変更できません。株式配当金だけでなく、投信分配金、債券利金、外貨建MMFの分配金再投資なども確認対象です。[1]
さらに公式の変更案内は、入金前でも、対象配当等の支払確定日前のSBI証券が定める日を経過すると変更できない場合を説明しています。銀行への入金がまだないことだけで、変更可能と決めないでください。[2]
源泉徴収なしからありへの変更と、ありからなしへの変更で、配当等の条件を同じに扱わないことが大切です。今の区分、変更の方向、特定口座への受入れ設定と処理状況をそろえて問い合わせると、確認点が具体的になります。
履歴の空欄で終わらせず、直近の約定も照合する
年内の損益や配当等は、WEBサイトの「口座管理」から「取引履歴」「譲渡益税明細」へ進み、受渡日の対象期間を当年の年初からにして確認します。SBI証券のFAQは、明細が約定日(外国株式は国内約定日)の翌日朝に更新されると説明しています。[1]
そこで、明細が空欄でも直近の売却がないとは限りません。2026年10月に確認する仮定例なら、2026年1月からの明細に加え、直近の売却・償還・配当等の処理状況を自分の取引記録と照合します。更新前の取引がありそうなら、変更可否をSBI証券に確認するところまでが今回の作業です。
画面の対象年と確認時刻もメモに残します。年間取引報告書が出るまで待つ確認とは違い、これから行う手続きの条件を調べているため、現在の履歴と処理中の情報が必要なのです。
申し込みと完了を分け、通知と変更後の区分を確かめる
変更方法の公式ページにはWEB申込と郵送申込の案内があります。条件を確認したうえで一方を選びます。申込ボタンを押しただけで変更後の取引になったと考えず、申込結果を確認してください。[2]
手続き完了後はメッセージボックスの「当社からのお知らせ」に結果が届くと案内されています。結果通知を読み、My設定の特定口座欄が希望した源泉徴収区分になっていることを照合します。通知がない、表示と通知が合わない場合は完了扱いにせず確認します。[2]
今日の作業は、現在の区分と変更方向、今年の譲渡等、配当等の受入れ、直近の未反映取引を四行のメモにまとめることです。年末の締切は対象年の公式案内で確認します。確認時点のページに載る2026年最初の取引用の過去の期限を、2027年用の期限として使わないでください。
よくある質問
損をした売却なら区分を変えられますか?
損益のプラス・マイナスでなく対象の譲渡等があるかで制限されます。損失の売却も履歴に含め、当年の変更可否を確認してください。[1]
源泉徴収ありなら確定申告は絶対不要ですか?
他口座との損益通算や譲渡損失の繰越控除など、申告を行う場面があります。区分変更の手続きと個別の申告判断を分け、SBI証券や税務の窓口で条件を確認してください。[3]
