先に結論|2強のどっちを選んでも大失敗はしません
長い記事になるので、先に結論からお伝えします。SBI証券と楽天証券は、どちらを選んでも大失敗はしません。この2社はネット証券の押しも押されもせぬ2トップで、手数料・取扱商品・ポイント還元、どれをとっても業界の最高水準にあります。正直、対面型の店舗証券と比べたら、どちらを選んでも「勝ち組」です。
だからこそ、僕が一番もったいないと思うのは、「どっちが正解なんだ」と何ヶ月も悩んで、結局口座を作らないまま時間だけが過ぎていくパターンです。ぶっちゃけ、その悩んでいる数ヶ月の間に新NISAでコツコツ積み立てていれば得られたはずのリターンの方が、SBIと楽天の細かな差よりもよっぽど大きいんです。
2強のどちらを選んでも合格点。迷ったら「自分が普段使っている経済圏」で選べばOKです。楽天市場や楽天モバイルをよく使うなら楽天証券、それ以外の方ならSBI証券が無難。ちなみに僕はSBI証券をメインに使っています。
ここから先は、その「細かな差」と「僕がSBIを選んでいる理由」を、FPとして正直にお話ししていきます。自分はどっちタイプかな、と考えながら読んでみてください。
証券会社選びで本当に見るべき5つのポイント
比較に入る前に、そもそも証券会社選びで何を見ればいいのかを整理しておきましょう。難しく考える必要はありません。チェックすべきは、たったの5つです。
料理に例えるなら、証券会社は「食材を買うスーパー」みたいなものです。同じオルカン(全世界株式)という食材を買うなら、レジ代(手数料)が安くて、ポイントが付いて、品揃えが豊富で、店内が回りやすいスーパーを選びたいですよね。具体的には次の5項目です。
- ① 売買手数料:特に国内株式と投資信託のコスト。長期で効いてくる地味な勝負どころ。
- ② クレカ積立のポイント還元:毎月の積立をクレカ決済にするだけでポイントが付く仕組み。同じ商品を買うなら、これが付くだけで実質的にお得。
- ③ 取扱商品:オルカンやS&P500などの主役級インデックスファンドがちゃんと買えるか。米国株やETFの幅も。
- ④ ポイントと経済圏:貯まるポイントが、普段の自分の生活と相性がいいか。
- ⑤ サイト・アプリの使いやすさ:毎月触るものだから、ストレスなく操作できるか。
50代60代の方に特に意識してほしいのが②のクレカ積立です。新NISAでオルカンを毎月コツコツ積み立てるなら、その決済をクレカにするだけで、塵も積もれば10年後にはそれなりのポイントになります。これは投資の上手い下手とは関係なく、設定するだけで誰でも取れる地味だけど確実なプラスです。
SBI証券と楽天証券を5項目で正直比較
それでは5項目を一つずつ見ていきましょう。先にお断りしておくと、手数料率やポイント還元率は各社とも改定がめちゃくちゃ頻繁です。この記事では「本質的な傾向」をお伝えしますが、実際に申し込む前の細かい数字は、必ず各社の公式サイトで最新のものを確認してくださいね。
① 売買手数料|ほぼ互角、どちらも条件で無料
結論、ここはほぼ引き分けです。SBI証券も楽天証券も、所定の条件を設定すれば国内株式の売買手数料が無料になるコースを用意しています。投資信託は両社とも買付手数料無料(ノーロード)のファンドが大半なので、オルカンやS&P500を積み立てる分にはコスト差はほぼ気になりません。米国株の手数料も両社で大きな差はありません。
② クレカ積立のポイント還元|貯めたいカードで決まる
ここは中身が違います。SBI証券は三井住友カードでのクレカ積立に対応し、Vポイントが貯まります。楽天証券は楽天カードでの積立で楽天ポイントが貯まります。どちらもカードのランクによって還元率が変わる仕組みで、上位カードほど還元率が高くなる傾向があります。
つまり「すでに三井住友カードを持っている・作ってもいい」ならSBI、「楽天カードがメイン」なら楽天、という具合に、手持ちのカードで自然と決まることが多いです。なお還元率は両社とも頻繁に見直されるので、現在の正確な数字は必ず公式で確認してください。
③ 取扱商品|ここは正直、ほぼ互角です
「SBIの方が商品が多いんでしょ?」と思っている方もいるかもしれませんが、新NISAで使う主役級の商品については、両社ともほぼ互角と考えてOKです。eMAXIS Slim全世界株式(オルカン)も、S&P500も、主要な低コストインデックスファンドはどちらでも問題なく買えます。
強いて言えば、SBI証券は取扱投資信託の本数や米国株・外国株の銘柄数、IPO(新規公開株)の取扱実績などの「幅」で一歩リードしている場面があります。ただ、これは初心者がオルカンを積み立てる段階ではほぼ関係ない差です。「いずれ個別株やIPOにも挑戦したい」という方には効いてくる、というレベルだと思ってください。
④ ポイントと経済圏|あなたの生活で決まる
ここが実は一番、人によって答えが変わる項目です。楽天証券は楽天ポイントに一本化されていて、楽天市場・楽天モバイル・楽天カードといった楽天経済圏をフル活用している方なら、ポイントがザクザク貯まって相性は抜群です。
一方でSBI証券は、貯めるポイントをVポイント・Pontaポイント・dポイント・JALのマイルなどから選べるのが特徴です。「自分は楽天経済圏じゃないんだよな」という方でも、普段使っているポイントに合わせられる柔軟さがあります。どっちが上というより、あなたの財布の中身次第ということです。
⑤ サイト・アプリの使いやすさ|次の章でじっくり
ここは昔からよく話題になるポイントなので、章を改めてしっかりお話しします。結論だけ先に言うと、楽天証券はシンプルさで定評があり、SBI証券は「昔は使いにくいと言われたが今はかなり改善した」というのが実情です。
| 比較項目 | SBI証券 | 楽天証券 |
|---|---|---|
| 国内株手数料 | 条件達成で無料コストあり | 条件達成で無料コストあり |
| クレカ積立 | 三井住友カード(Vポイント) | 楽天カード(楽天ポイント) |
| 取扱商品 | 非常に豊富(IPO・外国株に強み) | 非常に豊富(主要商品は網羅) |
| 貯まるポイント | V/Ponta/d/JALなど選べる | 楽天ポイントに集約 |
| 使いやすさ | 機能が豊富・近年大きく改良 | シンプルで初心者に定評 |
くり返しになりますが、手数料の無料条件・クレカ積立の還元率・ポイントの付与率は、各社が定期的に改定しています。この表は「傾向をつかむ地図」として使い、実際の数字は申し込み直前に必ず公式サイトで確認してください。古い情報のまま判断すると、思っていた還元率と違った、ということが起こり得ます。
「SBIは使いにくい」は本当か?昔と今
SBI証券について調べると、必ずと言っていいほど出てくるのが「サイトが使いにくい」「画面がごちゃごちゃしている」という口コミです。これ、僕も率直に言って、昔はその通りだったと思います。情報量が多くて、初心者の方が最初にログインすると「で、どこを押せばいいの?」と固まってしまう感じはありました。
でも、ここで声を大にして言いたいんです。その評判、数年前で時計が止まっていませんか?SBI証券はここ数年でアプリも管理画面もどんどん改良を重ねていて、今では新NISAの積立設定なんかは、迷うことなくスムーズにできるようになっています。僕は毎日のように触っていますが、正直まったくストレスはありません。
楽天証券のシンプルさは、確かに魅力
公平にお伝えすると、楽天証券の「シンプルで分かりやすい」という評判は本物だと思います。画面がすっきりしていて、初めて証券口座を触る方にとっての心理的なハードルは、楽天証券の方が低いかもしれません。ここは楽天証券の明確な強みです。
ただ、ここで一つだけ。サイトの使いやすさは「慣れ」の要素がめちゃくちゃ大きいです。最初の数回こそ迷っても、月に一度積立を確認する程度の使い方なら、どちらも1ヶ月もすれば手に馴染みます。逆に言えば、機能が豊富なSBI証券は、慣れてきて「もっといろいろやりたい」となったときに、その幅広さが武器に変わります。
「使いにくい」という口コミだけでSBI証券を候補から外してしまうのは、正直もったいないです。古いスマホの口コミを見て最新機種を判断しないのと同じで、ネットの評判は更新が必要なものもある、と頭の片隅に置いておいてください。
SBI証券の口座開設はこちら
SBI証券の口座開設は、スマホから最短数分で申し込めます。新NISAでオルカンの積立を始める準備として、まず口座だけ作っておくのもおすすめです。手数料やサービス内容など最新の条件は公式サイトでご確認ください。
SBI証券の公式サイトを確認するどっちが向いている?タイプ別の選び方
ここまでを踏まえて、タイプ別にどちらが向いているかを整理します。自分に当てはまる方を選べば、まず後悔しません。
楽天証券が向いている人
- 楽天市場で買い物をよくする、楽天モバイルや楽天カードを使っている
- ポイントは楽天ポイントに集約したい
- とにかく画面はシンプルで分かりやすいのがいい
- 普段の生活がすでに「楽天経済圏」で回っている
楽天のサービスをすでにフル活用している方にとって、楽天証券は文句なしの選択肢です。ポイントの貯まりやすさと使い勝手の良さは、経済圏がハマっている人ほど効いてきます。
SBI証券が向いている人
- 楽天経済圏ではない、または特定の経済圏に縛られたくない
- 三井住友カードを持っている、または作ってもいい
- 貯めるポイントをVポイント・Ponta・dポイントなどから選びたい
- 将来的にIPOや個別株・外国株にも挑戦してみたい
- 商品の幅広さと、長く使える機能の充実を重視したい
「特に強い経済圏のこだわりはない」という方なら、選択肢の幅が広いSBI証券を選んでおけば、後から「あれもやりたい」が出てきても対応できます。これが僕がSBI証券をメインにしている大きな理由でもあります。
SBI証券・楽天証券に関するよくある質問(Q&A)
Q. SBI証券と楽天証券、両方の口座を持ってもいいですか?
A. まったく問題ありません。どちらも口座開設・維持費は無料です。ただし新NISAの口座は1人1社しか持てません(年単位での金融機関変更は可能)。新NISAをどちらで使うかは決める必要があるので、メインに使う方を一つ選ぶイメージで考えてください。
Q. すでに別の銀行や証券で積立をしています。乗り換えるべき?
A. 慌てて乗り換える必要はありません。すでに積み立てている分はそのままで大丈夫です。今の金融機関で手数料の高い投信を買っていたり、ポイント還元のないクレカ積立を使っているなら、これから積み立てる新規分だけネット証券に移すのが現実的です。保有中の商品を売って買い直すと課税口座では税金がかかる場合があるので、その点だけ注意してください。
Q. SBIと楽天、ポイントはどっちがお得ですか?
A. 正直、一概には言えません。あなたが普段どの経済圏で生活しているかで答えが変わります。楽天市場や楽天モバイルをよく使うなら楽天が貯まりやすく相性抜群。一方でSBIはVポイント・Ponta・dポイントなど選べる柔軟さがあります。還元率は各社とも改定が頻繁なので、最新の条件は必ず公式サイトで確認してください。
Q. 50代・60代からネット証券を始めても遅くないですか?
A. まったく遅くありません。60歳でも平均余命を考えれば20〜30年の運用期間があります。資産は一度に使うわけではなく少しずつ取り崩していくので、最後に使うお金までには十分な時間があります。むしろ50代60代は「経験と資金力」という若い世代にはない武器を持っています。まずは口座開設という最初の一歩を踏み出すことが大切です。
Q. クレカ積立は必ず設定したほうがいいですか?
A. 設定できる方はやっておいて損はありません。毎月の積立をクレカ決済にするだけでポイントが付くので、同じオルカンを積み立てるなら実質的にお得になります。ただし還元率はカードのランクや各社の方針で改定されることがあり、対象外の条件もあります。設定前に、自分のカードの還元率と上限を公式サイトで確認しておくと安心です。
まとめ:僕がSBIをメインに使う理由と最初の一歩
最後に、僕がなぜSBI証券をメインに使っているのか、正直な理由をお話しします。それは「自分が実際に使い込んでいて、その価値を肌で分かっているから」に尽きます。ポイントを柔軟に選べる自由度、商品やIPOの幅広さ、そして昔は使いにくいと言われた画面が年々改良され続けてきた信頼感。使えば使うほど、痒いところに手が届くなと感じています。
逆に言えば、僕は楽天証券を普段使っていないので、楽天の良さを語り尽くすことはできません。だからこの記事でも、楽天証券については客観的な事実と、世間で評価されている強みをフェアにお伝えするにとどめました。知らないことを知ったかぶりで断定しないのが、お金の専門家としての僕のポリシーです。
証券会社選び 3つの核心
- 2強のどっちでも大失敗はしない
SBI証券も楽天証券も、手数料・商品・ポイントすべて業界最高水準。一番の失敗は、悩みすぎて口座を作らないまま時間を浪費すること。 - 迷ったら「自分の経済圏」で選ぶ
楽天をよく使うなら楽天証券、それ以外ならSBI証券が無難。ポイントは生活との相性で決まる。 - 「使いにくい」評判は更新が必要
SBIは近年かなり改良され、今は快適。古い口コミだけで候補から外すのはもったいない。
新NISAは、始めた人から順番に時間という最大の味方を手に入れられる制度です。SBIか楽天か、最後の決め手に迷ったら、まずどちらか一つで口座を開いて、オルカン(全世界株式)を毎月コツコツ1本から始めてみてください。両方作っても無料なので、使い比べてからメインを決める、という手もありです。
SBI証券で始めると決めた方は、先に SBI証券の口座開設手順 を確認しておくとスムーズです。新NISAの具体的な使い方は 新NISAをSBI証券で始めるメリットと注意点 も参考にしてください。
今日の一歩は、たった一つ。「どちらか一社の口座開設ボタンを押すこと」です。完璧な比較を求めて立ち止まるより、まず始めて走りながら考える。その方が、50代60代の限られた時間を何倍も有効に使えます。
SBI証券で新NISAを始める
SBI証券なら、新NISA・クレカ積立・住信SBIネット銀行連携を一体で使えます。手数料やサービス内容、キャンペーンなど最新の条件を公式サイトで確認して、口座開設に進みましょう。
SBI証券の公式サイトを確認する投資判断について
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品や個別銘柄の購入を勧誘するものではありません。投資には元本割れのリスクがあります。手数料、ポイント還元率、サービス内容、各社のキャンペーンは変更される場合があるため、申し込み前に必ず各社の公式サイトで最新情報を確認してください。
参考にした公式情報
自分に合った口座選びと積立額、一緒に決めませんか?
今日お伝えしたのは一般論です。あなたの年金額・退職金・家族構成・毎月の余裕資金によって、選ぶべき証券会社も、新NISAでいくら積み立てるべきかも変わります。「自分の場合はどうすべき?」を一人で悩まないでください。50代60代向けの無料相談を実施しています。
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